Webサイト制作における「クライアントからのフィードバック」の重要性について
- 仕事の気づき
人は自分ひとりの力で強い意思を持ち続けることは難しい。「目標を他人に話すことで達成率が向上する」という話があるが、これを職場で実践してみたところ、想定以上の効果があった。
具体的には、当日の計画を社内の分報に投稿することで、「人に話したからにはやるしかない」という感覚が働き、仕事の優先度を意識し計画通りに進める確率が格段に向上した。
弊社は受託開発を行っており、クライアントワークの優先度が高く、社内業務が後回しにされがちな環境です。
私はエンジニアリングマネージャー(EM)として働いており、クライアントワークと社内マネジメントを効率的に並行して進める必要があります。このような状況では、計画をしっかり立て、それを遂行することが極めて重要です。
一般的に、クライアントワークに追われながら、期限が迫っていない社内業務を効率よくこなすことは容易ではありません。もちろん採用・事業計画やプロジェクトのマイルストーン、開発タスクなど、事前に計画を立てることでその期限は守られます。
しかし、組織やプロジェクト単位の計画だけでは、業務全体の効率化を最大限には引き出せません。その実現には個人単位の計画が必要です。
個人の能力やキャパシティは人それぞれ異なるため、一人ひとりが自分の仕事の効率化を図るためには、最終的に自分自身で計画を立てる必要があります。これを一人だけで遂行するには強い意志が必要となりますが、冒頭にも書いた通りそれが難しい場合が多いのも事実です。
そこで役立つのが、個人の計画を社内分報に投稿することで、他人の目に触れることによる「人に話したからにはやるしかない」という感覚を利用します。組織やプロジェクト単位の計画においても少なからずこの感覚は働いていると思っており、計画を複数人で共有することに意味があります。
この試みの要点はあくまで「人に話したからにはやるしかない」という感覚です。つまり、個人の計画を誰か特定の人に共有する必要はなく、オープンな社内プラットフォームに投稿するだけで効果を発揮します。その意味では社内分報は最適な場所であると言えるでしょう。
なにげなく始めた「社内分報に当日の計画を投稿する」ですが、現在では他のメンバーもが自発的に実践してくれています。おそらく彼らも自分と同様に効果を実感しているのでしょう。
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