案件の理解度を高める必要性

Web制作は、案件開始時点からアサインされているものもあれば、案件の進行途中からアサインされたりスポットで制作を行うものもあります。
ここで重要なのが、案件への理解度です。

Webサイト制作において大切なこと

まず、Webサイト制作において大切なことは、制作段階でいかにWebサイトのクオリティ(品質)を上げられるか、だと考えていますが、
クオリティを上げるためには制作速度を上げる必要があり、この制作速度を上げるためには「案件への理解度」を高めることが必要となってきます。
なぜ案件への理解度が必要なのかというと、理解度が高ければそれだけ物事の判断速度が上がるからです。
つまり、案件の理解度が制作速度を左右するといっても過言ではありません。(もちろん、クオリティ向上のために必要な要素は他にもいくつかあります)

例えば、修正課題の1つを行うのでも

  • どのような流れで修正が入っているのか(なぜこの修正が必要なのか、本当に必要なのか)
  • 案件の状況からすると修正タスクの優先度はどれくらいか
  • 環境開発やディレクトリ構成、どこに何が格納されているのか
  • 指摘された箇所以外にも、同様の修正が必要な箇所はないか
  • この修正を行うことで別の修正が発生する可能性はないかどうか
  • 代替案を提案することでよりよくなることはないか

など、案件を理解していることですぐに判断できることがたくさんあります。
もし案件の理解度が低いとそれだけ判断が遅くなったり、必要な修正がされずに手戻りが多くなったりしてしまい進行に支障を来してしまいます。

Webサイト制作におけるクオリティとは

また、案件への理解度は制作速度だけでなく、サイトのクオリティに直接関わってきます。
Webサイト制作におけるクオリティとは、デザイン再現やUI向上はもちろんのこと
クライアントの要望が何かを理解し、それに向けてWebサイトの価値を高めることにあると考えています。
そのため、案件への理解が低いと、ただ降りてきたタスクを進行するだけとなってしまいます。
そうではなく、クライアント要望を把握したうえで制作進行し、「なぜWebサイトが必要なのか」を理解することで制作段階での制作の幅が広がり、
Webサイトの価値を高めることができます。

最後に

このように、案件への理解度というのは、制作するWebサイトのクオリティに影響してきます。
そのため、たとえスポット対応でもまずは案件概要を理解するところから始めると、結果的に制作速度があがりクオリティ向上に繋げられるかと思います。